アクアリウムを始める上で考えなくてはならないのが水槽をどのように置くのか、ということですね。
水槽が傾いたりしてしまうと水槽が倒壊してしまう可能性があります。
おしゃれに、安全に水槽を置くにはどうしたらいいでしょうか。
様々な置き方があるかと思いますが、僕は水槽台という家具を買うことをオススメしています。
この記事では水槽台とは何か、ということを説明しています。
『水槽台とは?なぜ必要なのか』
『どんな種類があるのか』
『オススメの水槽台について』
気になる箇所がありましたら下の目次をぜひタップしてみてください。
この記事の内容
水槽台とは
水槽台とは水槽を置くために設置する家具です。
なぜ水槽台が必要か、そのキーワードは耐荷重(乗せることのできる重さ)です。
水槽ですが、本体だけでも結構な重さで、60cmにもなると運ぶのにも一苦労。
そんな水槽の重さに加え、水の重さ、底砂の重さが加わるので家庭用の水槽でも40-90kgぐらいになります。
そんな水槽を、普通の家具の上に置くと家具の方が耐えられません。
最悪の場合家具自体が破損してしまいます。
耐荷重が足りないからですね。
水槽台は耐荷重が水槽用のため、安心して水槽を置くことができます。
水槽台を使う3大メリット
水槽を安心して置くことができる
きちんと設計された家具ですので、水槽の耐荷重で悩むことがなくなります。
耐荷重が足りていない場所に置いた場合、少しずつ重さに負けてしまい、最悪の場合水槽が陥没しかねません。
水槽が落ちた場合のことを考えてみましょう。大量の水で濡れた床、ぐちゃぐちゃになったソイル、散乱した魚たち・・・。
後の処置もかなり大変になりますし、マンションに住んでいる場合には下の階に迷惑をかけてしまうかもしれません。
水槽台を使用することで安心を買うことができる、といってもいいでしょう。
熱帯魚の鑑賞、メンテナンスがしやすくなる
水槽台の高さは60cm〜70cmくらいのものが多く、ちょうど腰から膝上くらいまでの高さです。
自分で実際に立ってみて、その高さをイメージしてみてください。
高すぎず、低すぎずちょうど良い高さになりませんか?
立って見ても、座って見ても、ちょうど良い高さ。
上からも下からもしっかり観察することができます。
また立って作業する場合にも腕が疲れにくいです。
高さがないと中腰になる必要があり、作業をすると思っている以上に身体に負担がかかります。
逆に高すぎると作業しにくく、危険になります。
水草水槽など、メンテナンスが多い水槽にしたい場合には水槽台は必須でしょう。
アクアリウム用品を収納することができる
こちらは家具としてのメリットになりますね。
アクアリウムには様々な道具が必要ですが、困るのが収納場所。
近くに棚などを設置出来れば一番ですが、ない場合にはキャビネット式の水槽台をオススメします。
また、外部フィルターを設置する場合もフィルターの置き場に困ります。
せっかく水槽内をスマートにしても周りが散乱していては台無しになってしまいますよね。
水槽台があれば水槽の下に置くことができますのでスッキリとさせることができます。
キャビネット式水槽台について
ここまで水槽台について紹介しましたが、ここまで僕が実際に試した水槽台を紹介します。
あなたに水槽台が必要なのかぜひ一度検討してみてください。
まず、60cm水槽で使用しているキャビネット式の水槽台です。
・外観が美しい
・収納スペースがある
・価格が高い
実際の利用環境
僕が実際に使っているのがこちらのジョイフル本田の水槽台です。
外部フィルターを使用していますが、キャビネットの中に入れているので外観はスッキリしています(周りが汚いのは掃除不足)
中はこのようになっています。
後ろ側は空いているので外部フィルターのホースを通すことができます。
ヒーター用のサーモスタットなども置けるので水槽をインテリアにしやすいのが特徴です。
僕は中にゴミとか今使わないものを入れています。
このタイプの水槽台性能だけなら随一ですが、なんと言っても値段がお高め。
僕は安価でものが良いと評判だったジョイフル本田の水槽台を購入しましたがそれでも15,000円以上しました。
ADAやオーダーメイドとなると3万円を超えるものもあるので購入する際にはよく吟味しましょう。
キャビネット式の水槽台を買うのをオススメするのはこんな方
・値段よりも質。長く使えるものが欲しい方
・インテリアとして水槽を持ちたい方
・大きな水槽(90cm以上)の水槽の購入を考えている方
安いキャビネット式の水槽台は注意して使用しましょう
少し寄り道になりますが、ネットショップで調べるとより安価(1万円以下)なキャビネット式水槽台も見つかります。
しかし、購入する場合には要注意!
安いキャビネット型の水槽台は水に弱い木材を使用しているものがほとんど。
これらの水槽台は水を含むと膨らみ、表面が剥がれたりバランスが悪くなるなど弊害が出てきます。
通販サイトでは水をこぼした際は速やかに拭き取るよう注意書きされています。
しかし水槽まわりを水で濡らさないというのは、実際のところかなり難しいです。
買うのであればこまめなメンテナンスをしましょう。
キャビネット式水槽台のオススメ商品
色々商品がありますが、個人的にはジョイフルホンダ製の水槽台がオススメです。
作りが綺麗で丈夫、木材も水に比較的強く、コスパが良いですよ。
ただちょくちょく値上げをしているようなので注意が必要です。
スチール製水槽台について
鉄骨のような水槽台になります。
家具というよりは無骨な土台のような感じですね。
・価格が安い
・二段に分かれているものは水槽を二つ置くことができる。
・水槽台の下部がしっかりと接地しないのでキャビネット式に比べると揺れに弱い。
・水に濡れるとサビてしまう。
価格は2,000円〜3,000円とキャビネット式に比べるとかなり安価です。
手の出しやすい価格ではないでしょうか。
このタイプの水槽台は上下に2つ水槽が置け、多数の水槽を持ちたい方には省スペース化できます。
この部分に外部フィルターやメンテナンス用品を置いて収納スペースとして使うことも可能なので幅広い使い方ができるでしょう。
錆びには注意が必要
つい先日、二年間使っていた45cm水槽を解体したので写真に撮ってみました。
2年使うと水こぼれを拭いているつもりでもどうしてもサビてきてしまうんです。
水換えの時だけならまだしもエアレーション(ぶくぶく)をするとどうしても水が跳ねてしまいます。
使用している間で強度に不安を感じたことはありませんが、長期の使用には向かないかもしれません。
使用される場合は水濡れに十分に気をつけましょう。
スチール製の水槽台を買うのをオススメするのはこんな方
・水槽台は欲しいが安く済ませたい方
・たくさんの水槽を持ちたい方
・引っ越しが多いなど、水槽台を替えるタイミングが多い方
スチール製水槽台のオススメ商品
オススメはジェックスの水槽台です。
水槽の置く部分が空いているので少し不安なのですが、両サイドが出っ張っています。
なので横の動きには非常に強いですよ。
水槽台を利用しない水槽設置について
普通の家具の上に設置する
普通の家具の上にも設置したことがあるのですが正直オススメしません。
というのも水槽を置いていい、という保証がないからです。
耐荷重の問題もありますし、水に対する耐性もわかりません。
また、何らかのトラブルで水が漏れた時に一緒に置いてあるものも水びたしになります。
それでもどうしても置きたい、という場合は耐荷重や水に対する強さをきちんと確認しましょう。
メーカーに問い合わせてみてから、というのが一番安心かもしれません。
スチールラックもやめておこう
またよく見かけるのがスチールラックに載せている、というもの。
スチールラックは確かに耐荷重があるものが多いですが、これも錆びる可能性があります。
スチール製水槽台と比べると水槽を支えているのが一本一本が細い金属線なので、さらに錆びやすく、強度に影響が出やすいでしょう。
水槽を置くためにスチールラックを買うのであれば、スチール製の水槽台を購入した方が良いです。
熱帯魚を飼うための水槽台のまとめ
簡単にまとめてみましょう。
一番オススメはキャビネット式の水槽台。値段も何も最高峰
とにかく安くアクアリウムを始めたい方はスチール製水槽台。ただしサビには要注意
通常の家具の上に乗せるのは自己責任。自分で納得するまで確認して行いましょう。
僕がオススメするのはやはりキャビネット式の水槽台です。
高価ではあるものの、安心を買えるのはやはりキャビネット式しかありません。
十分な収納とインテリア性の高さは、購入後も十分満足できるでしょう。
一方でまずアクアリウムを初めてみたいという方はスチール製水槽台。
安く揃えて敷居を低くしましょう。
物自体はとても頑丈に作られているので安心して使用できます。
以上、『水槽台を設置して飼いやすい高さで鑑賞しよう 初心者にオススメな商品も紹介』でした。
アクアリウム初心者のために必要な情報をまとめたページを作成しました。
ご家庭で熱帯魚を飼いたいあなたに見てもらいたい記事を紹介していますのでぜひご覧ください。
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